【レビュー】2ヶ月 Gopro HERO10 Black を使った感想 概ね良機種だがバッテリー持ちは不満!

こんにちは、およよです。

最近は、動画作りにハマっています。

個人で楽しむ程度のものなので、撮影はスマホで十分と思っていました。が、実際にスマホでやっていたらと色々と物足りなく感じたので、ちゃんとしたカメラを買うことにしました。

それが、昨年(2021年)の9月に発売されたGoPro HERO10 Black。

HERO10 Black 5.3Kビデオ23MPアクションカメラ & セット | GoPro

買ったのはgopro本体にメモカや付属品などがついた「HERO10 Black + アクセサリーセット」。購入時期は11月。

丁度ブラックフライデーセールをしていたので、通常83,720円(税)の所、2万円以上安い60,000円(税)でゲットすることが出来ました。(購入する決め手の一つはこの安さでもあります。)

この記事ではGopro10を2ヶ月程使ってみた感想をお伝えしていきます。

Gopro10を気になっていたり、購入を検討している人の参考になったら嬉しいです。

【注意】

私はビデオカメラの分野に特別明るい訳ではないので、スペックとかを知りたい場合は他の方の記事を御覧ください。

あくまで、素人が使ってみた主観的な内容程度に思って頂けたら。

何故goproにしたのか?

動画作りを楽しんでいること、撮影はスマホで行なっていたということは既に記した通りです。

実際、スマホは使えます。

画質も4Kと申し分のないもので、長時間収録可能。

何より一番の強みはその手軽さ。撮りたいと思った時にサッと取り出して撮影を始められるのは、他のどのカメラに無いポイントです。

しかし、歩きながら、自転車に乗りながらのアクティブな場面や、車とか頭の上などの特殊な所に取り付けたいなんて場面では、とても不向きです。

以前、登山の動画を撮りました。その時に使っていた道具がこんな感じです。

かなりゴテゴテしてますね…。

動画用のスマホ(SOV36)にミニ三脚を取り付け、さらに指向性マイクを上に乗せる重装備。総重量は500g位です。撮影前は「いけるっしょ!」とかなり楽観的に考えていましたが、実際に使ってみるとかなり不便でした。

まずその重さ。

500gと聞くと特段に重いとは思いませんよね?中身の入った500mlのペットボトルと同じ重さですから。

しかし、試しにそれを片手で目線の位置で5分間持ち続けてみてください。撮影する道具の500gがいかに重いという事がよく分かると思います。

その時の撮影では歩きながら撮影する場面が多々ありましたので、かなり腕に負担がかかってしまいました。

疲れると手ブレがひどくなり綺麗な映像が撮れなくなるという悪影響もあります。

また、必ず片手が塞がってしまうのも問題です。

スマホを持つ手が塞がるのは当たり前の事ですが、山道とかの安定しない場面や危険な場面では安全のため両手は使える様にしておきたいものです。

「いつか転ぶな…」と思いながら撮影していましたが、案の定転びました。

滅茶苦茶痛かったです。転んだのが土の上だったから良かったものの、岩とか崖だったら怪我では済まされません。

まさに、この転んだ瞬間

「スマホじゃ限界だ。片手で持っても軽くて、色々な所に付けられるカメラを買おう!」

と決意しました。

大人になったら転ぶ機会が無くなるので余計痛く感じられたのかも。

「HERO10 Black + アクセサリーセット」の内容

ということで買いました我がGopro10。開封時の画像は撮り忘れました。

「HERO10 Black + アクセサリーセット」の内容物はこんな感じ。

  • Gopro HERO10Black 本体
  • マグネティック スイベリクリップ
  • バッテリー×2
  • Shorty
  • 32GB SDカード
  • カメラケース

THE Goproスターターキット。

後で詳しく記しますが、地味に弁当箱みたいな黒のケースがいい感じです。

使ってみた感想

11月に買ったので、使ったのは2ヶ月位。正直、まだ全然goproの良さを引き出せていないのですが、一応中間報告みたいな感じで。

めっちゃ軽いぞ!

本体の重量約150g。付属のミニ三脚(Shorty)をつけても約220g。

カメラが軽くなり扱いやすくなった分、随分撮影が楽になりました。

三脚の高さを調整すれば、手を上の方にあげなくても目線と同じ高さにカメラを持っていく事が出来ます。

撮れた映像は上みたいな感じです。goproの持つ手ブレ補正も相まって、かなりスムーズな撮れ高になっています。

ちなみに、山で転んだ時の映像はこれ。機材の重さで手ブレしまくっています。ゴ●映像。

ひとまず撮影中に腕をつることは無くなりました。

広角レンズがすばらしい!

Gopro10は画角を「狭角」、「リニア」、「広角」、「SuperView」の4段階から選ぶ事が出来ます。

その内、「広角」「SuperView」には魚眼効果があり、かなり広い範囲を映す事が出来ます。

論より証拠。まず、撮れた映像を見てください。

上の「SuperView」モードで撮影をしました。

このイチョウの大木は周りに建物があり、離れるだけ離れてもスマホでは全体を映す事が出来ませんでした。

しかし、goproを使えばこのとおり。木を上から下までバッチリ捉えています。

こちらは「広角」モードで撮影した映像。

ただの杉林がたちまちフォトジェニックな印象に早変わり。

調べてみると焦点距離は35mmフルサイズ換算で、「広角」は16~34mm、「SuperView」は16mmだそうです。

人が見える範囲よりも広い範囲を映す事ができるので、”目”の前でgoproを使えば、自分が見えているものは漏れなく全部映せるということになりますね。

勿論、地鶏とか街歩きとか魚眼を効かせたくない場合は、「リニア」で比較的歪みの少ない映像が撮れます。

アプリを使えば撮れ高確認も楽ちん!

専用アプリ「Quik」からgopro本体に記録されている映像をチェックしたりデータを取り込む事が出来ます。

本体の小さな画面をポチポチしたり、確認用のパソコンを持ち歩かなくてもいいのは嬉しいですね。

アプリを使えば遠隔で操作する事が可能みたいですが、自分はまだ使った事は無いです。

Bluetooth接続なので撮れ高を確認する時はアプリを使いますが、パソコンへ転送する時は安定を撮ってC端子を使っていますのでアプリの出番はありません。

案外熱がこもりにくい?

Gopro購入時の一番の懸念事項は、本体が熱を帯びることでした。

「少し使っただけで手で持てない程熱くなった」「熱さで電源が落ちてしまい撮影が中断されてしまう」「熱暴走をした」などなど、ネットで調べればその事例はいくらでも出てきます。

片手に収まるサイズなので中はギチギチなのでしょう。他のカメラと比べて排熱が劣るのは仕方の無いこと…。

では実際使ってみるとどうなのか?

以外な事に、自分が使った範囲では撮影に影響が出るほどの症状は起きませんでした。

勿論、10分前後連続で撮り続けた場合は、熱はこもりますし、タッチパネルの操作がしにくくなったなという印象はうけました。

しかし、事前に手に入れた「熱暴走」や「撮影中断」などは全く起きませんでした。

これは

  • 「10」でGoproの排熱が強化された
  • 使ったのが秋-冬の寒い時期だったので、熱が外気で冷やされた
  • 自分の撮影スタイル(一度に収録するのは5分前後の短い動画)

様々な要因が考えられますが。

確実に夏場に使用するともっと早く熱がこもるでしょう。夏場に使う機会があれば追記します。(気力があれば)

バッテリー持ちは極めて悪い!

Goproの撮影時間は短すぎる!

これは本当にそうです。バッテリーがありえない程の早さで減っていきます。

4K /30fps映像を約40分収録しただけで、残り電池残量が100%→13%へと減っていました。

バッテリー1つで1時間も使えません。

バッテリーはどのくらい持ちますか GoPro ゴープロ | 日本総代理店 タジマモーターコーポレーション

日本のGoproの代理店のページでは、一番近い条件「4K/30fps HyperSmooth高」の設定で76分持つと記載されていました。

※HyperSmooth = 手ブレ補正機能 上記検証時の私の設定は標準モードでした。

こういう情報はあまり当てにはならなないと購入前に覚悟は決めていたつもりでしたが、想像以上(以下?)の結果でした。

私の(勝手な)goproのイメージは、「屋外でカジュアルに使う長時間撮影出来るコンパクトなカメラ」でしたので、期待を裏切られたみたいな感じです。

C端子を使って外部から電源を供給もできるみたいなので、別途モバイルバッテリーとか用意すればgopro専用バッテリーよりは長時間撮影できるみたいです。

でも、バッテリーと一緒に使うなんてコンパクトが売りのgoproの特長を台無しにしてしまっている感じがします…。そこまでするなら、goproじゃなくても別にいいカメラがありそうだと思いました。

もうちょっとこの点なんとかならなかったですかね。

周辺機器について

「アクセサリーセット」を選べば、gopro本体に加えて専用の周辺機器がついてきます。

注目すべきは

  • カメラケース
  • Shorty
  • マグネティック スイベルクリップ

の3点ですかね。

カメラケース

記事の頭の方でもちょっと記しましたが、このカメラケースが非常に良い出来です。

今回ついてきた周辺機器の中で一番気に入ってます。

最初、メッシュ生地で出来たクッション性のある作りだと思っていましたが、触ってびっくり。

超ガッシリしています。

「柔」ではなく「剛」で守りに来た…!

流石欧米人、日本人とは考えることが違うぜ。

屋外で撮影する時、機材の管理は案外おろそかになりがち。

使わなくなった機材をバッグの中に適当に入れていると、バッグの中でミックスされてカオス状態になったり、機材が傷ついたりする可能性があります。

かくいう自分もその内の一人。何とかしないとなーと思っていた矢先、思いがけずこのケースをゲット。

手で力を加えても、形変わらず耐えてくれるので、バッグの中で他の荷物に押されたり潰されても安心です。

内寸は横200×縦100×高さ50mm程。Gopro+周辺機器を入れてもまだまだ余裕のある広さです。

自分はマイクセットを一緒に入れて使っています。

Shorty

これは手持ち三脚のことですね。

撮影をする時は、主にこれをつけています。

高さ調整をする事ができ、一番低い時は約11cm、最大まで伸ばすと約22cmになります。

その他、先端がgoproを取り付ける専用の形になっている以外、特徴は特に無いです。

何故かこれだけ、gopro取り付け用のネジが固いんですよね。セットをする時いつも苦労しています。

また、首の部分は固い素材で出来ていますが、持ち手部分はプラスチックです。この小ささを保ちつつ足を展開する為には仕方が無い事なのでしょうか。それでもチープな印象は受けますし、うっかり落としたら割れてしまいそうで少し心許ないです。

他にももっと高さ調節出来たらなーと色々ありますが、無いよりかはマシです。

マグネティック スイベルクリップ

磁石を使ってくっつけるのもよし、クリップで挟むのもよし。手持ちではなく、どこかに固定して使う時の機材。

自分はまだ、しっかり使ったことは無いです。

少し試した感じ、自転車のパイプ部につけるにしてもクリップの開く領域が狭いし、車のボディにつけるにしてもマグネットの磁力が弱くて心配です。

これで一つでカバーするのでなく、使う場面に特化した機材を使った方が、安全・良い動画が撮れると思います。

横から見るとワニさんみたい +99999999999999999点

まとめ

自分がお伝え出来るのは以上です。

実際に文字として書き起こしてみたら、まだまだ自分はgopro使いこなせていないなと思いました。

音声操作も、水中の撮影も試せていません。

2ヶ月使ってみて思ったのは

  • ピンポイント撮影(長時間撮影を想定しない)
  • アクティブな場面
  • 軽さや小ささが必要な場面

で使用する場合はとてもいいカメラだと思いました。

例えば、スキーやスノーボードの板の先端とか、ドッグランするワンちゃんの背中とか。

私は「片手で持っても軽くて、色々な所に付けられるカメラ」が欲しくて手に入れました。

上記項目の内、3つの内2つは満たせているので、大体目的は達成しています。が、バッテリー持ちの悪さ=長時間撮影出来ないことは不満ですね。

街歩きだけで使うなら、DJI Pocket シリーズがいいんじゃないかなと思います。

今回は付属品がついた「HERO10 Black + アクセサリーセット」を購入しましたが、付属品の出来は正直イマイチです。

別途、使用シーンに特化した備品を買って使うのがベストかと思います。

ただ、自分みたいなGoproが始めてな人が買うならオススメです。

こんな感じですかね〜。

年が開けて早々コロナ感染が広がり始めたので、外に出て撮影できていないです。まさに宝の持ち腐れ状態。冬の間はもう無理じゃないかなと思っています。

ただ、春夏になったらも撮影しやすくなるし、山登りとか海とかで使っていない機能を存分に試せそうなのでそれまでの辛抱かな。

また、新しい発見があって、尚且気力があったら追記します。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

およよでした。

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