ゲームボーイで写真が撮れる「ポケットカメラ」を手に入れたという話

どうも〜 およよっです。

前から気になっていた、ゲームボーイソフト「Pocket Camera」をついに手に入れることが出来ました。

ポケットカメラ – Wikipedia

スペックとか

ポケットカメラとは今から約25年前に発売された「ゲームボーイで写真が撮れちゃう!」がコンセプトに生まれたソフトです。

通常のソフトとは異なり、カードリッジ上部に目玉おやじの様な形のカメラがついているのが特徴。

そしてこのカメラを使って撮れる写真がこちら。

補足:迷彩柄の椅子の上にあるスイカの風船

現代の価値観からするとお世辞にもいいものとは言えませんね。ガサガサを通り越して新聞に印刷された写真かと疑ってしまうレベルです。

wikiによると、撮れるのは約1万5000画素(W128×H122px)・モノクロ4階調の写真。

画素だけ取り上げても、最新のスマホのピクセル6(4080×3072)やiPhone13とは(3024×4032)約850倍の差です。

さっそく使ってみたよ

画素も色も粗けれど、それによって今のスマホやカメラには無い「味」のある写真が撮れる…というのもあります。

私もその「味」に魅せられたひとり。

さっそくソフトとGBAを持って写真を撮りに出かけました。

行ってきたのは、愛知県蒲郡市にある竹島。

以下、撮ってきた写真です。

どうでしょうか?自分は結構気にいっています。

「画像が粗い」という強力な特徴により、「レトロ」「昔の思い出」の様なニュアンスがどんな写真にも添加されます。

何が写っているのかさえ分かれば写真としてひとつ完成するので、これは一つの強みですね。

また、ディティールが失われるので、その代わりに全体の色のコントラストとかシルエットが強調されるのもポイント。これは白黒写真と共通する所があります。

また、色が4階調しか無いので白飛び・黒つぶれはしょっちゅう起きます。

風景写真を撮るときは結構苦労しますが、それを逆手にとって重要な所を見えなくさせてしまうのもアリかもしれません。

上は銅像を撮った写真。人のパーツの中で一番見られる顔を真っ黒にすることで、見る人に「どんな顔をしているのか?」と想像をしてもらうことを狙い。

また、ここには載せられないですがミドルショットで人を写しても似たような効果が得られます。

顔の形や表情が不鮮明になるので、表情を読み取りたくなる一枚が自然と出来上がりです。

色々とメリットとなる部分をあげてきましたが、もちろんデメリットも満載。

まず、画角が結構な狭角であること。

スマホで写真を撮る感覚で使うと意図せずアップ気味のものになってしまいがち。

また、画質・色の粗さを補うように被写体をしっかり写そうとすると、日の丸構図ばかりになってしまうなんてことも。

写真サイズがスクエア型に近いことも相まって、意識しないと写真が空間の広がりがないのっぺりとした印象ものになってしまします。

なので、何時もよりも構図に気を配る必要があります。

まとめ

結構面白いカメラでした。

ネタとして1回使っておしまいにしようかと思いましたが、もう少し使ってみるのもアリかと考えてます。

また、フィルムカメラよろしく写真を撮れる枚数が結構少ないこと(30枚)、現像するかのように写真を使えるようにするのに少し時間(ポケットカメラ→スーパーゲームボーイ→PC上に出力→スクショ)がかかります。

デジタルなのにアナログのような面を持っている所も楽しいですね。

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